テーマは「DTMに最適なパソコンを考える」
この辺はかなり宗教的な話になりそうですが、勇気を持って偏見を書いてしまいます。
(意見がありましたら,メールでも掲示板でもお伝えください。
論理的に理解できましたら内容を改善します)
といっても、自分でカスタマイズができる部分なんてのはほんの少しで、
高いパソコンを買っておけば何とかなるというのも事実だと思います。
とりあえず、WinXP(2000)+SONARという事で話を進めます。
どの辺がカスタマイズ可能かというと、CPU、メモリ、HD(ハードディスク),
サウンドカード、MB(マザーボード)、HD,電源、ビデオカードと
いったところでしょうか。 (全部やんか!)
一方DTMパソコンでは何をするかというと、録音、エフェクト(編集),再生です。
MIDIに関してはパソコンのスペックは関係ないです。
強いて言えば、フリーズしない事くらいですが、 OSの問題ですから。
ここで問題となのは、どういうスタイルでパソコンを活用するかです。
ソフトシンセ&MIDIシーケンサーだけの人もいますし、ミキサーを用意しといて
録音だけの人もいますよね。
私は,個人的な考えでは、DTMという分野では全てをパソコンでやってしまい、
残りの機材はおまけ程度の感覚でいいのではないかと思っています。
要するにパソコンを音楽という分野で最大限有効利用をしようという事です。
当然ですが、パソコンを使うと、お金もかかるし、面倒だし、クオリティーも
落ちるような事には、わざわざパソコンを使いません。
まずCPUですが、影響するのはおそらくエフェクトとDXiだけです。
高性能なCPUほど、使えるリアルタイムエフェクトとDXiが増えるでしょう。
今現在はPentium VS Athlonですね。
ただ、リアルタイムエフェクトとDXiはマルチプロセスで動作していたりするので、
単純にクロック周波数やベンチマークの結果で判断すると痛い目に会うかもしれません。
また,パイプ処理(並列処理)によるレイテンシーは、そのまま発音のレイテンシーに
つながると思われます。
個人的には、浮動小数点演算に強いSSE/SSE2命令を持ったpentium4をお薦めします。
メモリはSDRAMとRDRAMの2択となります。(02年7月現在 SDRAMは論外。
RDRAM or DDR の選択となります。 また、SONARはSSE2 に非対応なため、
Pen4のメリットは高クロック化と、メモリ帯域の広さ。)
安価で遅い(対比的に使ってます)SDRAMと、高価で速いRDRAMとなるはずですが・・・
実際は どこかにボトルネック(遅いパーツ)があると、パソコン全体の性能が
落ちてしまいます。そういうわけで,パソコンの性能は、パソコンの持っている
一番低能な部分で決まってしまうのです。
一番ボトルネックになりやすいのが、メモリーやキャッシュだったりするそうです。
(CPUは高速化してますが、メモリーへのアクセス速度ってあまり変わってないですよね?)
だから,高性能なCPUを積むよりも,高性能なメモリを積んでみてはどうでしょうか?
RDRAM対応CPUはpentium4しかないのが現状です。
どの程度のサイズのメモリーがあれば十分か?という問題ですが
かなりWinXPに左右されそうです(笑)
128MBで必要な量は満たすと思います。
そして、256MBあれば、困る事はないと思います。
基本的には、仮想メモリという機構があるので動画を扱ったりしない限りは、
そんなに使わないはずです。
ところで、メモリが高速だとサンプラーの性能があがりますね。
ただ,あの有名なGigaSamplerは音の最初の部分はメインメモリーから、
残りはHDから読み込んでいるそうです。
次はHDです。
一般的なHDはIDE(ATAPI)です。しかしちょっとお金を出すとSCSIというものが使えます。
SCSIのメリットは、CPUをあまり使わないところにあります。
つまり,エフェクトをかけつつ録音するといった時に、たくさんエフェクトが使えてハッピー・・・
というわけです。
実際にどの程度効果があるのかわかりませんが、HDがエラーをだしてフリーズする
といった事がなくなるので、安定性が向上するという事は確かだと思います。
SONARなどのシーケンサーの動作条件にもSCSIが明記されていたと思います。
(CPU負荷面でSCSIのメリットは、ごく僅かではないかと思います。
メジャーなSCSIアダプタを使った場合の安定性・信頼性が、一番のメリットです。) まだ先が長いので、今日はここで。
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