<BBS連動企画>

< YAMAHA 01X >
YAMAHA の新製品 01X 情報です。


デジタル・ミキサー / オーディオ・インターフェース / MIDI コントローラ を、ハイレベルで融合した製品です。
同時期に TASCAM FW-1884 という、同種の製品も発売になりましたので、そちらとの比較、等々・・・
(FW-1884 の方は、まだ実機は見てませんが)

( 以下各スペックは、公表データと、店頭情報の受け売りですので、間違ってるかもしれません ^^; )
「ミキサー部」
両機種とも、単体のミキサーとしても機能します。(スペックの詳細は、各サイトをご覧下さい)
 ・ 01X  アナログ 8ch + mLAN 16ch(最大。 サンプリング周波数による) + Effect Return兼用4ch 。計 28 In
 ・ FW-1884  アナログ 8ch + ADAT 8ch + S/PDIF 1系統 。 計 18 In

01X の mLAN 16ch については、当然 mLAN 対応機器との接続が前提です。
ADATの汎用性などを考えると、FW-1884 有利かもしれませんね。

FX-1884 は、一般的な チャンネル EQ のみ。 01X は、各チャンネルに EQ/ダイナミクス の他、最大2系統の
マルチエフェクトを備えています。この部分は、01X圧勝。
ただし、アウトボードを接続する場合には、FW-1884 の方が、各チャンネルにインサート端子が用意されていて、
便利かもしれません。
FW-1884 には、ワードクロック In/Out 端子もあり、汎用性・堅牢性の点で有利です。
フェーダーは、01X の 60mm に対して、 FW-1884 は 100mm で、 しかもタッチセンス付き。

「オーディオ・インターフェース部」
 ・ 01X  48KHz時 最大 18 In / 24 Out (24 In / 18 Out?)、 96KHz時 最大 10 In / 16 Out (16 In / 10 Out?)
 (YAMAHA 01Xサイトの公表スペック 、 “機能紹介” と “仕様一覧” とで、食い違ってるみたいです)
 ・ FW-1884   48KHz時 最大 18 In / 18 Out 、 96KHz時 最大 14 In / 14 Out 。

01X は、mLAN 機器非使用時の物理的出力端子は、 アナログ ステレオ 1系統 / デジタル 1系統 (排他?かも)。
かなり制限されますね。
FW-1884 は、ADAT 非使用でも、アナログ 8ch / S/PDIF 出力が使えます。

01X は、もちろんミキサー部の強力なエフェクトも使用可能。
ドライバは、両機種とも ASIO / WDM 対応。

MIDI インターフェースも備えてます。
01X は 2 In/Out 。
FW-1884 は 4 In/Out で、自由なルーティングやマージ設定もサポート。

「コントロール・サーフェス部」
基本的にはどちらも マッキー互換で動作するようです。
FW-1884 は、ネイティブ・モードもあるようで、一部マッキーより多機能な操作が可能なのかもしれません。
01X も、近々ネイティブ・モードを追加 (今のところ CubaseSX 2.0用) 予定だそうです。

実際にコントローラとして、01X をさわってみた感想ですが・・・
MIDIコントローラとしては、フェーダー長 60mm という短さは、あまり気になりませんでした。
ノブは、 360°回転するタイプですので、うっかり触ってソフト側の設定が飛び跳ねてしまうようなこともありません。
ディスプレイ付きというのが、01X のひとつの特徴でもあります。
マッキーコントロールには付いてますが、FW-1884 にも SI-24 にも付いてません。
ちょっと使えば、実はこのディスプレイが大変有効であることに気づきます。
基本的には、各チャンネルの現在アクティブになっている機能や数値を表示してくれるんですが、
シーケンサ・ソフト側の各トラック名の表示や、プラグインエフェクト / ソフトシンセ のパラメータ数値などを、
大変快適にオペレーションしてくれます。
ノブやフェーダーは、もちろん エフェクトやシンセのコントロールにも使えます。

「SONAR で使えるの?」
スマン。 SONAR 置いてなかった。(涙)
お店の担当者が、YAMAHA の 01X研修 で仕入れてきた情報によると、SONAR でも問題ないはず、、、とのこと。
ASIO / WDM が使えるわけですから、“一般的なオーディオ・デバイス” と考えていいと思います。
但し、PC側の IEEE1394インターフェースが適合するかどうかは、注意が必要です。動作情報

“SONAR日本語版 非対応” の件ですが、前述の ディスプレイ表示に関する非互換性だけの問題なので、
近々対応予定 (非公式情報) だそうです。


・・・で、どっちが欲しいかと言うと、、、
総合的には、FW-1884 の方がスペック的に優秀かなぁとも思うんですが、
DAWシステム中の1つのパーツとして考えると、01X の方が使いやすそうにも思います。
特に、マルチ・エフェクト や ディスプレイ表示などに、魅力を感じます。
また、01X に付いてる VSTプラグインも、結構魅力的でした。

ワタシ的にはサイズの問題もあって、01X が (約)幅450mm × 奥行400mm 、FW-1884 が 同 580mm × 500mm 。
奥行きに関しては、ケーブルの取り廻しのため、更に プラス100mm程度の余裕が必要です。

実勢価格は、01X : 150,000円前後。 FW-1884 : 145,000円前後。
( 01X 参考価格 : 大津 RITZ 楽器店 148,000円)